皆さん こんにちは こんばんは お疲れ様です!
皆さん、食事は好きですか?
おそらく日本に住んでおられる方は食べることが好きな方が多いと思います。
その理由は何といっても日本の料理は世界の料理と比べてもおいしいからでしょう!
その中でも日本人が自信をもって日本食を誇れるのは、とてもおいしい料理が手の届く値段で食べれるからだと思います!
なぜなら手の届く範囲でおいしいからこそ何度も訪れ、好きになって誇れるようになるからです!
今回は皆さんはそんなおいしい料理を出してくれる飲食店の起業方法についてお話していきます。
・具体的にどうやって飲食店を起業するの?
・どうやって飲食店を経営していくの?
これらの疑問を大手飲食店を例にとってお話ししていきます。
ぜひ飲食店起業を迷っておられる方や興味本位で飲食店の起業に関する知識を手に入れたい方は必見です!
飲食店を開業するには
1.資格を取らないといけない
実は飲食店を開業するには資格が必要なんです。
それは食品衛生責任者と防火管理者という資格です。
1.食品衛生責任者
食品衛生責任者とはお店で出す料理で食中毒などの事故を防ぐために食品管理の責任を背負っている者のことです。
食品衛生責任者は食品衛生法によってすべての飲食店、食品事業者に設置が義務付けられています。
1店舗に一人いれば大丈夫ですので実際に起業をする方自身が取る必要はありません。
2.防火管理者
防火管理者とは防火対象物の管理を行う人のことです。
具体的にはキッチンなどの火元がある建物が火事にならないようにする人のことで、消防法によって定められた国家資格となっております!
防火法によって30人以上収容できるだけのスペースには1人設置する必要があります。
2.お店のコンセプトを決める
お店のコンセプトとはそのお店の存在意義ともなる非常に需要なものです!
具体的に言うならばどういう人にどういった思いがあってどういう料理を届けたいのか、またどういうお店でありたいのかということです。
ここを決めず、ただただ自分がいいと思ったアイデアで起業してしまうと失敗することは目に見えています。
それくらい重要なことなのでじっくり自分の中で腹落ちするまで考えてみてください!
3.準備金をためる
どんな事業を始めるにしても初めに資金が必要になります。
特に飲食店は他のどんな事業よりも初期費用が掛かりやすいです。
もちろん借りる物件の大きさなどにもよるのですが、おおよそ30人以上収容できる程度の飲食店にかかる費用は1000万程度です!
内訳としては物件取得費、調理器具、テーブル、椅子、店内の装飾などなどもろもろ込々すると1000万円まで行ってしまいます。
具体的なさらに詳しい内訳の資金については下のURLに貼っておきますので参考にしていただければと思います。
https://www.official.or.jp/restaurant-fund/
https://recipe-book.ubiregi.jp/articles/inshoku-dokuritsu-kaigyou-keiei-junbi/
実際に飲食店を経営していくには
1.事業計画を立てる
事業計画とは簡単に言うと設計図のことです。
そもそも売り上げ=単価×人数×リピート数という式が成り立ちます。
具体的に一年後にこれだけの売り上げを出すにはどうすればよいのか、そしてどのように集客してお客さんに満足してもらうかなどを詳しく書いた設計図のことです。
具体的に上手な飲食店経営の数字的な解説動画を下に貼っておきますので良ければ見てみてください!
1.メニューは何種類用意するのか
例えば、メニューは何種類用意するのかによって必要な仕入れの食材の数が変わってきますよね?
となると仕入れの金額も変わってきます。
ですが商品の数が少なければもちろんお客様は満足していただけません。
そのためお客様の満足度を保ちながら、うまく利益を出すには非常にメニューの数は大切です。
おおよそ食材の仕入れ値(原価)は販売価格の3割が目安といわれておりますので参考にしてみてください!
2.従業員はどうするのか
従業員の数が多くなればもちろん手の込んだサービスを提供できますが、もちろん人件費がとにかくかさみます。
ですので自分が提供したいサービスは最低限何人いればできるのか、どのような人材を入れるのかなど戦力的な部分になりますのでしっかり考える必要があります。
ですが従業員が多いほど大きなことを成し遂げられる可能性が高いですし、大きな感動も生まれるので非常によく考えてみましょう。
3.立地はどうするのか
立地も非常に重要なんですが、開業(起業)する飲食店の種類によっては一概に都会がよいというわけではありません。
例えば海や山などの自然の雰囲気とマッチしたオシャレなカフェを作るのであれば当然郊外のほうが良いです。
またその地域の郷土料理で飲食店開業(起業)するのであれば最近ではお店の雰囲気やセット販売なども重要になってきますのでむやみに都会のほうが良いというわけではありません。
もちろん都会は人がたくさんいるので集客にあまり力をかけなくてもお客さんは来ていただける可能性が高いです。
このようにどのような飲食店を作りたいかによって立地も変わってくるので先ほど述べたようにお店のコンセプトが非常に重要になってきます!
4.集客はどうするのか
さらに集客はどうするのかという問題にも直面します。
事業を行う上で集客は非常に大切で、どれほどいい商品、サービスを作ってもそれを見てもらわなければ存在しないのと同じです。
そしてこの集客もターゲットとするお客さまによって方法を変える必要があります。
そのため、最初のお店のコンセプトを決めておかないと集客が出来ないです。
2.競合他社を徹底的に調べ上げて、パクる
競合他社を徹底的に調べ上げることは非常に重要です。
というのも競合他社は自分と同じことをしてきちんと売り上げを出して成功しています。
つまり言い換えると自分の理想の姿ということです!
この理想の姿(店舗)がどういうことをしているのか、どうしてら理想になるのか徹底的に調べ上げます。
そして全く同じことをすると必然的にあなたも成功する可能性が高いです。
もちろん何も考えずにただただパクればよいというわけではありません。
キチンとどのような意味があって競合他社が行なっているか把握することが非常に大切です!
3.柔軟にPDCAを回していくこと
PDCAを回すとは修正をするということです。
例えば、お店の雰囲気が原因で思ったように売り上げが立たなかったときにごっそり店内の装飾を変えたり、スタッフの制服を求めている雰囲気に合うように改善することです。
このような修正は事業に限らず人生においても重要なことで、失敗した時にどう行動するかで未来は変わってくるという話は皆さん聞かれたことがあるかと思います。
失敗した時にそのまま放置する人ときちんと分析と修正をする人とでは大きな差が開き、やがて埋めることが非常に難しくなります。
ですので事業だけでなく、人生においても修正をすることを意識してほしいです!
さてここからは実際に飲食店大手・回転ずしの王者と呼ばれるスシローさんを用いて飲食店の経営に参考になるお話ししようかと思います!
皆さんも知らない話があるかと思いますので是非読んでいただけれたらと思います!
スシローの起業の歴史と経営方法
1.スシローの歴史
スシローは10年連続売り上げ1位で、1秒に3皿売れるほどの大人気飲食店ですが、もともとあきんどという名前で今はスシローからfood&lifeカンパニーという名前に変わったのはご存じでしょうか?
なぜこれほど名前が変わっているのかというと株主が変わっているからです。
ちなみに株主とは企業にお金を貸している人たちのことで会社とは株主の所有物ということを頭に入れておいてください。
スシローは他のはま寿司、くら寿司と比べて最も株主が変化しております。
なぜこれほど株主が変化するのかというとスシローは基本的にM&A(会社を売り買いすること)をたくさんして柔軟に広くサービスを届けることを理念として掲げているからです。
2.スシローの経営方法
スシローの経営はとても学べることが多いです。
主に2つあって、これからお話ししようかと思います。
1.DX化
DX化とはデジタル化を促し作業効率を上がる取り組みのことなんですが、スシローは特にDX化が経営の強みとなっております。
というのも食材の原価率は3割が目安なのですが、スシローの場合は原価率が5割です。
普通に考えれば大赤字の破産ですが、このDX化によって採算が取れております。
例えば注文や来店時の接客などはすべてデジタル製品ですし、お寿司自体もシャリとネタを組み合わせるだけなので基本的にデジタル化しております。
このようなDX化によって人件費や食材廃棄を減らすことが出来ているため、原価を高くしても採算が取れています。
ですが、この強みは他のはま寿司さんやくら寿司さんも同じようにDX化が出来るため、スシローだけの強みではないという点が今のスシローの課題です。
ここから学べることはとにかくコストを引き下げることです。
正直経営は売り上げばかりに目をとられる方が多いですが、経費をいくらに抑えたかによって利益が変わってくるのでコストカットは非常に力を注いでください!
2.出店する店舗戦略
スシローは最近は都市部に店舗を広げようと戦略を立てております。
というのも今までのスシローは郊外型といって、家族や友達に対して昼食や夕食を提供することがメインの店舗を構えていました。
簡単に都市型と郊外型の特徴をまとめておきます。
郊外型・・・ファミリー層で土日祝日、昼食、夕食の時間帯に混雑する
都市型・・・アイドルタイム(お店があまり繁盛していない時間)無し、単価が低いアルコールにより客単価が上がる
そしてその郊外型の店舗はもう取りつくしたので、次は都市型の店舗を広げようと考えております。
この店舗戦略から学べることは狙っているお客様の特性についてです。
都市型で店舗を持つならやはりターゲットはビジネスマン。
その中でも昼食向けなのか夕食向けなのかによってアルコールを出すか出さないかが変わってきます。
そして郊外型で店舗を持つならターゲットは家族や友達などの団体客。
そして団体客となってくると出来るだけ子供が魅力的だと感じるようなサービスを作る必要があります。
このようにどんなお客様に届けたいかによって取るべき立地の戦略、サービスも変わってきます。
ここまでのスシローのお話でさらに詳しく知りたいという方もいるかと思いますので、下にさらに詳しく解説したスシローの動画を貼っておきますのでよければ見てみてください!
まとめ
いかがでしたか?
今回は飲食店の起業についてお話してきました。
正直飲食店の起業はかなり難しく、超えなくてはならないハードルがたくさんあります。
ですが飲食店経営者の方はお客さんのうまいの声が何よりも励みになるとよくおっしゃっています。
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