クラウドファンディングで失敗しがちなポイント10選

こんにちは! CrazyStoriesマーケティング事業部の稲森寛幸です。

最近、資金の調達方法として多くの人が活用しているクラウドファンディング。挑戦しようとしている人は、「必ず成功させよう」と自身の発信する内容を練りに練っていると思います。

しかし、クラウドファンディングに挑戦する際、「クラウドファンディングの失敗事例も知っておきたい」「どのような時に失敗するんだろう」と失敗原因などが気になるものです。「挑戦する前から何をマイナスなことを…」と思われる方もいるかもしれませんが、成功するためにはきちんと失敗の事例・原因を分析しておくことも必要です。

そこで今回は失敗のする人の共通点や失敗の事例を紹介していきます。

また成功者はどの様な特徴があるのかということも紹介していくので、これからクラウドファンディングで資金調達をしていきたい人が失敗例を分析した上で成功率を上げる方法を解説していきます。

 

目次

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて自身の事業ややりたいことを発信し、不特定多数の人に資金の提供を呼びかけ、内容・趣旨に賛同してもらえたら資金が調達できる仕組みです。クラウドファンディングには、購入型や寄付型など様々な種類があり、自身の発信する内容や目的に合わせて、選別するのが良いでしょう。

クラウドファンディングに関してはこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、併せてチェックなさってみてください。

 

クラウドファンディングとは?最新資金調達クラウドファンディング徹底攻略

 

プロジェクトが未達成、失敗したら支援金はどうなる?

クラウドファンディングの決済方法としてAll or Nothing方式、All in方式があります。

それぞれの決済方法の内容を解説していきます。

 

All or Nothing方式

  • 目標金額を達成した場合のみ、支援金を受け取ることができる
  • 期間内に目標金額に届かなかった場合場合支援金が集まっていても返金される。

例えば
目標金額が100万に対して90万集まっていても期間内に届かなかったら出資を受けることができません。
成功、失敗するプロジェクトがあるのでどこが上手くいっているのか?上手くいってないのかなど、盛り上がりを作り出せるというメリットがあります。

 

All in方式

All in方式では、目標金額に到達するかどうかにかかわらず、必ず決済が実行されます。

支援者が申し込みを終えた時点で決済が完了するため、万が一目標額に届かなかった場合でも支援金を受け取ることができます。
裏を返すと支援者が一人でもいれば、目標金額にいかなくてもプロジェクトを進めないといけないです。

例えば
リターンにオリジナルTシャツを渡すと考えていた場合100人から支援が有れば黒字になるものでも、50人しか集まらなかったら赤字になりながらもオリジナルTシャツを作らなければなりません。
クラウドファンディングの各プラットフォームがどの決済方法なのか調べてからやるようにしましょう。

 

クラウドファンディングで失敗する人の共通点10選

では実際にクラウドファンディングで失敗した人はどのような共通点があるのでしょうか。共通点や原因を理解し、失敗を分析してみましょう。

 

クラウドファンディングを全く理解せず、始める

クラウドファンディングをただの集金装置と考えている人は
包丁の使い方を理解せず、刃の方を手に向けて使っているのと同じです。

プロジェクトに対して出資者を集めるのにリターンお金の使い方を理解してない人にお金を預けることはできません。

まずはクラウドファンディングの仕組みを理解した上で始めましょう。

 

目標設定が高すぎる

初めてやる人がいきなり目標金額1億のプロジェクトを立ち上げても知名度も信用もない無名の人に支援をする人はほぼ居ません。

まずは少額のプロジェクトをやりながらコツを掴み、徐々に目標金額を上げていくのがベターでしょう。

 

リターンにコストを掛けすぎている

多くのリターンでオリジナルポスター、オリジナルTシャツなどオリジナルグッズをリターンとして提供しているところがあるが支援者が200~300人来てようやく黒字になる設計をしているプロジェクトがあるとします。しかしその場合、支援者が10人の場合大赤字です。しかし、支援者は来てしまっているのでそのプロジェクトを実行しないといけません。

支援者のために良いリターンを作ることは大切ですが、リターン設計はコストを考えて作りましょう。

 

内容がわかりづらい

クラウドファンディングを始める際

・タイトル
・説明文
・リターン

を設定するのだが、

例えばタイトルが
“ブロックチェーンを利用しレバレッジの効いた投資を教える教室を作りたい”

というプロジェクトがあったら多くの人はスルーしてしまうでしょう。多くの人が理解していない単語を2つ以上あると避けてしまいます。つまり多くの人が簡単にタイトルから内容がわかるものをつけることが大切です。

説明文では
自分の生い立ち→プロジェクト内容
を書いている人は要らない情報をいれており、見られる率が下がります。

説明文も簡潔にプロジェクト内容をまとめ支援者がわかりやすいものにしましょう。

リターンでは
リターン①→商品A 1000円
リターン②→商品A+B 3000円
リターン③→商品A+B+C 6000円
クラウドファンディングでは支援者が多いプロジェクトが注目されるので、これではリターン③を買った人は支援者1名としてしか、カウントされません。

それなら
リターン①→商品A 1000円
リターン②→商品B 2000円
リターン③→商品C 3000円
とわければ先程の同じ様に商品A、B、Cを買った人がいた場合購入者は1名だが、支援者3名として表示されるのでより注目度を上げる事ができます。

クラウドファンディングはいかに支援者数(行列)を作れるかで失敗するか、成功するかが別れてきます。

あなたが近所でオープンした2軒のラーメン屋でどちらに行くか悩んだ時

・全く人のいないラーメン屋
・行列が出来ているラーメン屋

どちらに行きたいと思いますか?

後者の行列が出来たラーメン屋に行きたいと思うでしょう。
行列が出来る=美味しいに違いないと思わせる事が人を集めるにはとても重要と言うことです。

 

プロジェクトをしている人がわからない(不在)

プロジェクトをするのにどんな人がやっているかがわからないと支援者は不安や不信感を持ちます。
プロジェクトを実行する人あるいは団体を明確にするのは最低限のやることをオススメします。

 

プロジェクトの魅力がない

支援内容が熱量がなかったり、面白みがないものは支援されにくいです。
あなたが支援者側なら

・どんな内容に興味が湧くか?
・支援したいと思えるプロジェクトか?
・他の人にも教えたくなるプロジェクトか?

を考えると支援者を増やすことができるかもしれません。

募集期間が長い

期間が長い方がお金が集まりやすいんじゃないと思うかもしれませんが、期間が長い分支援者の熱量が冷めやすくなり、中弛みして達成できない事があります。
なので、オススメとしては募集期間を1ヶ月にし実行者・支援者の熱量が高いをキープできる期間にしましょう。

 

事前告知をしない

クラウドファンディングでプロジェクトを始めるのに事前告知をしないのは成功率を自分で下げている様なものです。
そもそもあなたがやろうとしているプロジェクトを支援者は知りません。

まずは自分でSNSで告知したり、周りの知り合いに話したり、メールするとこでプロジェクトをやる事を認知してもらう必要があります。
告知をする事であなたを応援したいと思える人が事前に集められ成功率を上げる事ができるでしょう。

告知をしても人が集まらないのであればそのプロジェクト内容やリターンなどを改善する事をオススメします。

 

支援者目線で考えられていない

いざプロジェクトを考える時自分のプロジェクトは素晴らしいと思い込んで自己満足な内容にしてしまう人は支援者目線を考えられていないので支援者が集まりません。
わかっていても自分毎になると支援者目線がなくなるのでまずはプロジェクトを客観的見てから始めましょう。

 

PR用の動画や画像がない

支援するのにどんな人がやっていて、どんな活動をしている様子がわからないと内容が良くても支援してもらえません。

プロジェクトに対する熱量、プロジェクトオーナーのキャラクターなどが伝わらないと支援者が増えません。

支援したいと思っている人の一押しの為にも動画・画像は必須です。

 

成功している人の特徴5選

クラウドファンディングが上手くいかない人の共通点を分析しましたが、次は成功している人の特徴についても解説していきます。上手くいかないポイント・失敗の原因を踏まえて、成功へのポイントをチェックしていきましょう。

 

既存のコアファンがいる

クラウドファンディングの成功者は既存のファンがいます。

インフルエンサーなど影響力のある人はこの人がやる企画は楽しい、面白いに違いないと思い、コアファンが応援してくれます。

 

プロジェクト内容が新しい+面白い

成功しているプロジェクトは新しい+面白い(斬新な)アイディアのものが多いです。

斬新なアイディア程支援者をワクワクさせ、感情を動かすライティングやハイクオリティの動画を作成しています。

 

分析・リサーチして戦略を緻密に練る

失敗率する確率を下げる=負けない方法を実践することになります。

多くの失敗例をリサーチし、徹底的に避ける事が結果的に成功率を上げることになります。

いきなりクラウドファンディングを始めるのではなく、失敗例の共通点・成功例の共通点を見つけそれを試していくといた道筋を立てる人は成功している印象があります。

 

支援者目線でリターンを考えれる

例えば寄付型のプロジェクトで「被災地に日用品を届けたい」といった内容のクラウドファンディングで、そのリターンに支援者にオリジナルステッカーをプレゼントされたら「ステッカーに金を使わず、そのお金を被災地に日用品を買えよ!」と思います。

リターンは被災者のお礼の言葉など、プロジェクトオーナーの感謝の手紙など支援金を使わずに出来るリターンを送る事が結果的にwin-winな関係を作る事ができます。

 

ログインベースで考えている

クラウドファンディングを行う前にどんなサイトがあなたの事業に合っているかを考えて選んだ方が成功率が上がります。

自分が使うクラウドファンディングのサイト内で面白い、支援したくなる内容はSNSで拡散して積極的に応援しましょう。

クラウドファンディングでの一番の難関は支援する際に出てくるログイン画面です!

他のプロジェクトを応援することで事前にSNSのフォロワーや興味を持った人達そのプロジェクトを支援する

があなたを支援できる環境づくりをすることが出来ます。

 

クラウドファンディングの注意点

クラウドファンディング 注意

  • 手数料も含めて支援金を募る。(手数料12~20%)
  • プロジェクト達成後税金が掛かるため確定申告する必要がある。

購入型の場合→個人事業主だと事業所得、法人だと雑所得になり確定申告が必要。

寄付型の場合→個人事業主だと贈与税になり、年間の基礎控除110万円の為110万円以上の場合は贈与税の申告と納税が必要になります。

法人だと一時所得になる為所得税が発生します。一時所得には50万円の特別控除がある為達成額が50万円以上の場合確定申告と納税が必要です。

 

まとめ

クラウドファンディングを使って資金調達を誰でも始めることは可能ですが、成功するにはまずは仕組みを理解し、多くの人がハマっている落とし穴を回避しながらコツコツやっていく事が重要です。

あなたがクラウドファンディングを利用する際は知識を学び、どうすれば失敗するのか?成功するのかを考えて行動していきましょう。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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