楽天・起業の歴史から見るこれからの姿とは!?

「楽天グループのこれから」について気になっている方は多いのではないでしょうか?

 

普段から楽天グループのサービスを受ける機会が多いと

 

「楽天ってこれからどうなるんだ?」

 

「なんでこれだけいろんなサービスを提供できるの?これからも楽天を利用しても大丈夫?」

 

このように考える方も一定数多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は一度楽天を知るという意味で楽天の起業というテーマのもと、以下のトピックスについて解説していきます。

 

・楽天の歴史

・楽天の主軸サービス

・楽天はどうなる?

 

この記事を読むことで楽天のサービス、歴史、想いなどを詳しく知るだけでなく、今後の楽天の今後の展望について知ることが出来ます。

 

普段から楽天経済圏を利用されている方はぜひ参考にしてください!

 

目次

【楽天の起業】楽天の歴史

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まず楽天の未来を見る前に過去と現在について知りましょう!

 

楽天のこれまでの歴史を知ることでこれからのヒントを得れる可能性があります。

 

ですので早速解説していきます。

 

1.創世記

楽天グループは1997年に三木谷浩史氏によって創業されました。

 

最初は6人程度で楽天という名前でもなくエム・ディー・エムという会社で、インターネットを使ったショッピングモール事業を作りました。

 

インターネットのショッピングモールとは今でいうECサイトのことで、具体的にはメルカリやヤフオク、楽天市場などのことです。

 

さらに具体的に解説すると月額5万円でインターネット上に出品するサポートと、売り上げを立てるためにコンサルに入るなど今では考えられないほどかなり手厚いサービス内容でした。

 

ですがまだこの時期ではそこまでインターネットが浸透していなかったようで相当苦労されます。

 

実際に1か月目の出店していただいたお店の総売り上げが18万円で惨敗しました。

 

ですが諦めずに6人で着物の卸問屋や農家など一軒一軒飛び込みで全国各地を回ったおかげでわずか3年で上場を果たします。

 

2.上場してから

上場してからはさらに加速させるようにインターネットを利用したサービスを展開しました。

 

具体的には旅行券や宿泊施設の予約など様々な予約をインターネットを利用して行うサービスや本などの様々な商品をインターネット上で購入できるようなサービスを展開しました。

 

ちなみにこの上場したタイミングでエム・ディー・エムから楽天と名前を変更します。

 

楽天の由来は戦国武将・織田信長が行なっていた誰でも商売をしてもいいという楽市楽座からきているそうです。

 

そしてここから3つ楽天グループにとって大きな転換点を迎えます。

 

1.楽天ポイントの導入

1つ目の大きな転換点は楽天ポイントの導入です。

 

楽天ポイントは様々なポイント還元率アップのキャンペーンを行い、今までに還元したポイントは何と2兆円分にも上ると言われるほどの楽天の代名詞といっても過言ではないサービスです。

 

実際にこの楽天ポイントにメリットを感じて楽天経済圏を使用されている方も多いのではないのでしょうか?

 

この楽天ポイントの導入により、楽天市場内での経済活動が活発になり、一年間で楽天経済圏だけで1億円のお金が流通するようになりました。

 

2.東北楽天イーグルスの誕生

そして楽天の名が世の中に多く知れ渡った出来事である東北楽天イーグルスの誕生です。

 

東北楽天イーグルスは皆さんご存じ通り、宮城県仙台市を拠点としているプロ野球団体のことです。

 

この団体の誕生により楽天グループはうなぎ上りの成長を見せます。

 

実際に2005年に楽天イーグルスが生れたのですが、この年の売り上げが前年に比べて約60%近く跳ね上がりました。

 

これほどまでに楽天イーグルスの誕生が世間に楽天を知らしめて、影響があったことがわかります。

 

3.楽天エコ活動

そして楽天イーグルスの誕生で世間の注目を集めた後はエコ活動を始めます。

 

具体的にはクレジットカードの発行、また電子決済の導入、ネット銀行、ネット証券、生命保険などの設立など生活の様々な場面のサービスを展開していきます。

 

これほどまで楽天が様々なサービスを展開することにより、普段の生活から楽天のサービスを受けたほうがポイント還元や何かとスムーズに進み始めることからユーザーが格段に増え始めます。

 

今では美容院やレストランなど私たちの生活に溶け込んだ70の事業を展開していますが、始まりはこの楽天エコ活動からです!

 

3.グローバル化

さらに勢いは止まらず、グローバル化に楽天は舵を切ります。

 

具体的にはアメリカ、フランスの大手ECサイトを運営する会社を買収し、完全子会社とします。

 

またカナダの電子書籍会社を買収し、世界に電子書籍を広めていく活動もし始めます。

 

これだけにはとどまらず、世界的に有名なサッカー団体であるFCバルセロナのメインパートナーにもなります。

 

これほどの大躍進により、このころには楽天市場内での流通額が1兆円を超え始める大成長を遂げます。

 

また楽天イーグルスの優勝も重なり、東証一部(日本で最も格式が高い株式市場)に上場し、さらに知名度と企業としての優秀さを世に知らしめます。

 

4.楽天モバイル

これほど世の中の人の生活インフラを支えてきた楽天の最後のピースは通信業です。

 

ですがこの通信業は国が大きくかかわっているため、かなり時間とお金がかかります。

 

というのも通信するには電柱やアンテナなどを設置するためお金の必要があり、その許可がなかなか下りないため時間がかかります。

 

実際にソフトバンクの孫さんも通信キャリアとして事業を始める際に国とかなりもめています。

 

実際に孫さんが当時総務省とかなりもめたエピソードが気になる方は以下のURLを参考にしてください!

https://gendai.media/articles/-/56035?page=3

 

三木谷さんもかなり手こずったものの楽天モバイルを確立させます。

 

これは国の通信キャリアの独占法により自由化を図り始めたので楽天モバイルが誕生しました。

 

ですが実は楽天モバイルは正直あまりうまくはいっていません。

 

実はそれでも楽天モバイルをサービスとして続けるには理由があり、それが今後の楽天に大きくかかわってきます。

 

【楽天の起業】楽天の主軸サービス

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ここまで楽天の歴史やターニングポイントについてお話ししてきましたが実際に今の楽天を大きく支える事業は何なのか気になりませんか?

 

実際どこで収益を上げているのかわからなければ今回のメインテーマである楽天の今後について議論が出来ないのでここからは楽天の主軸サービスについてお話ししていきます。

 

1.フィンテック事業

楽天のメインの事業として行われているのがこのフィンテック事業です。

 

フィンテックとはITと金融を組み合わせたサービスのことで、主に楽天カードや銀行、証券、生命保険などのことを指しています。

 

このフィンテック事業は楽天の総売り上げの32%を占めております。

 

具体的な数字としては約1600億円の売り上げを立てています。

 

そしてこのフィンテック事業が楽天の生命線でもあります。

 

というのもフィンテック事業は基本的に毎月収益が上がるサブスクリプション型のビジネスとなっています。

 

もしさらに詳しく楽天の売り上げについて知りたい方は下のURLを参考にしてください!

https://corp.rakuten.co.jp/investors/financial/segment.html

 

2.楽天ECサイト事業

 

楽天で最もメインの事業であるのが楽天ECサイト事業です。

 

具体的に楽天市場のようなインターネットを通じて商品の売り買いやレストラン、美容室、電気、ガスなどあらゆる生活の一部となっているサービスも提供しています。

 

セグメント別業績|楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)

 

以上のURLから売り上げを参考にしてください!

 

この事業は楽天の売り上げの51%を占める、楽天の最大事業となっており具体的な売り上げは約2600億円の売り上げを記録しています。

 

 

ですが楽天のEC(インターネット)事業はここ数年の売り上げが大きく変わっていないことからこれ以上の売り上げアップは難しいことがわかるでしょう。

 

 

余談ですが楽天のインターネット事業は最近は副業の一つとなっています。

 

どういうことかというと楽天のショッピングモールに出品されている商品をSNS等で宣伝し、楽天のショッピングモールから商品を購入していただいた暁には手数料としてお金が入ってきます。

 

アフィリエイトというビジネスモデルで、最近では若者や主婦など本業が他にあるけどお金を稼ぎたいという人の中で流行っています。

 

もしさらに詳しく知りたいという方がいたら以下のURLを見てみてください!

https://incubators-market.com/wp/wp-admin/post.php?post=11607&action=edit

 

https://incubators-market.com/wp/wp-admin/post.php?post=10724&action=edit

 

3.楽天モバイル

楽天モバイルは皆さんご存じの通り、格安SIMの携帯通信の楽天モバイルのことを指しています。

 

2020年に参入し、通信料無制限で3000円程度の超破格の会社で、一世を風靡しています。

 

おそらく米倉涼子さんや今田美桜さんが出演されているCMは一度は見たことがあると思います。

 

そんな大きなメリットと知名度を持っている楽天モバイルですが、実は大きな秘密があります。

 

それは楽天モバイルは大赤字であるという事実です。

 

実際に楽天モバイルの赤字は凄まじく、他の2つの事業を含めてもグループ全体で赤字になるほどの巨額損失となっております。

 

少し考えてみれば当たり前ですがソフトバンク・au・ドコモなどの3大キャリアが独自回線を無制限で8000円程度で売っているのに3000円で無制限で貸し出して黒字な訳がないです。

 

もし具体的にどれほどの巨額損失か気になる方は下のURLを見てみてください!

https://corp.rakuten.co.jp/investors/financial/segment.html

 

これほどまでに巨額の赤字を抱えていても、撤退せずに楽天モバイルを続けることには理由があります。

 

実はこの楽天モバイルが楽天のこれからを占う重要な事業であるから続けているのです。

 

ではここから三木谷さん(楽天の社長)が何を狙っているのかについて話していこうと思います。

 

【楽天の起業】楽天はこれからどうなる?

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ここまでの話を聞いて楽天のこれからについて気になった方も多いと思います。

 

ここからは楽天の今後をしっかりと解説していこうと思います。

 

1.クラウド基地局の設立

モバイル事業が赤字を掘り続けているのにまだ撤退をしないのには理由があります。

 

それはいづれクラウド基地局という普通の基地局とは異なる簡略化された基地局を使ってサービスを展開することを考えているからです。

 

もう少しクラウド基地局について深堀するとクラウド基地局とは完全仮想化クラウドネイティブネットワークのことを指しています。

 

完全仮想化クラウドネイティブネットワークとは一言でいうとネットワークとオペレーション双方が自動化したクラウドのネットワークのことです。

 

この技術を楽天は開発し、それを使ってモバイル通信のサービスを展開することで非常に利益率が高くなるという見込みがあります。

 

というのも従来の基地局と違い、仮想空間で済むため基地局設立の資金が限りなく抑えることができます。

 

2.海外進出

そして三木谷さんの狙いはこれだけでにはとどまらず、むしろ本当の狙いはこのクラウド基地局のサービスを海外に売るという目的があります。

 

もう少しかみ砕いて説明するとそもそも日本では普段通信をしている電波は国の総務省が割り当てているのですが、海外では少し異なります。

 

海外では電波はオークション性という資金を積んだ人に優先的に良い電波帯を割り当てる仕組みになっております。

 

それぞれの特徴として、日本では電波が割り当てられるため競争性がなかなか生まれにくい問題があり、海外では参入障壁は低いもののなかなか資金面が厳しければ勝ち取れないという問題があります。

 

そこで今回のクラウド基地局という普通の基地局よりも費用を抑えて通信設備を用意できるシステムを作ることにより、海外で大儲けすることを考えています。

 

その前段階でどれほどの通信能力があるのかという実験という意味で今楽天モバイルが展開されています。

 

つまり一言でいうと費用を抑えることが出来る通信設備を海外に提供することで海外進出も測れ、それでいて莫大な利益を生むことが狙いです。

 

この狙いから三木谷さん自身、赤字を掘り続けているもののクラウド基地局は今後の楽天を占う重要な事業であると断言しています。

 

もしさらに詳しい楽天モバイルのこれからを知りたいという方は以下のURLを参考にしていただければと思います。

 

 

まとめ

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いかがでしたか?

 

今回は楽天をテーマに楽天の過去、現在、未来について解説してきました。

 

日本に住んでいるならおそらく楽天の恩恵を受けていることの方が多いと思うので今回の内容は非常に皆さんのためになったのではないかと思います。

 

楽天は今や日本だけでなく世界的にも知名度のある企業に成り上りました。

 

それは創業者である三木谷さんの自分のやりたいことを今やろうという想いがあったからでしょう。

 

三木谷さんはもともとメガバンクの銀行員だったのですが、阪神淡路大震災で地元・兵庫県の友人や知り合いが死んだことにより、自分のやりたいことを今すぐやろうという考えになり起業をされました。

 

このようにいつかやろうと思っていることがあるなら今すぐにやり始めるべきです。

 

阪神淡路大震災があったように必ず明日が訪れる確証なんてないのですから。

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