2021.1.24起業
【シェアリングエコノミー】これから起業するなら「シェア」を取り入れよう!

こんにちは!I Mマーケティング事業部の中根実希です。
皆さんは、「シェアリングエコノミー」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
モノの貸し借り、意見の交換会など、「シェア」は、皆さんもとても身近なところで頻繁に使っているかと思います。
今回は、新しい経済の動きとして注目され、ここ数年で急速に拡大しつつある、シェアリングエコノミービジネスについてご紹介していきます。
これからは、モノを“買う”から、“共有する”時代です!
今後起業を考えている方にとって、「シェア」は押さえておくべき情報ですし、何か起業のアイデアになれば良いなと思います。
もくじ
シェリングエコノミーの基礎知識
シェアリングエコノミーって何?
シェアリングエコノミーとは、インターネットを通して、個人同士でモノや場所、スキルなどを取引するサービスのことです。
従来のビジネスは、事業者が消費者にサービスを提供する(BtoC)サービスであったのに対して、シェアリングエコノミーでは、基本的には個人同士で取引をする(CtoC)サービスです。事業者は、求めるモノ同士がマッチングする場所(プラットフォーム)を提供するだけです。
シェアリングエコノミーの市場規模
2020年の市場規模は 約2兆1000億円。
今後、現状のペースで成長していくと、2030年には 約7兆5000億円。
現在も流行しているコロナウイルスによる不安や、問題点が改善された場合は、
さらに上がり、約14兆2000億円になるのではないかと予想されています。
主なシェアリングサービス
シェアリングエコノミーサービスといっても、さまざまなジャンルや業態がありますが、大きく5つの種類に分けられます。どういったものがあるのか、順にご紹介していきます。
1、 モノのシェア
(フリーマーケットやレンタルサービスなど)
最近では、高齢者の方もメルカリを利用することも増えてきました。今後も、さらに出品者・利用者ともに増加していくのではないかと予想されています。
2、 空間のシェア
(シェアハウス、駐車場、コワーキングスペースなど)
今では、部屋を宿泊用だけではなく、会議室や撮影用などで貸し出しを行ったり、使っていない駐車場の貸し出しができるシェアサービスがどんどん出てきています。
また、この記事を読んでいる方はよく使っている方もいるかもしれませんが、コワーキングスペースなども空間のシェアにあたります。
3、 移動のシェア
(カーシェア、ライドシェア、シェアサイクルなど)
U B E Rと聞くと、U B E R E A T Sを想像することが多いかと思いますが、U B E R社の本来の形は、タクシーの配車サービスです。現在も都会地では利用されていますが、地方都市や過疎地などでも徐々に拡大されていくことでしょう。
4、 スキルのシェア
(家事や介護、育児、知識など)
自分が取得した資格や、知識をシェアするサービスです。
このスキルのシェアはこれから副業、起業しようとしている方ははじめやすいのではないかと思います。
個人で仕事を請け負い、好きな場所や時間で働くことが可能です。
クラウドワークスや、ランサーズ、ココナラなどの会社が該当します。
5、 お金のシェア
(クラウドファンディングなど)
貯蔵資金を動かし、経済活動に向けることができる新たなサービスの1つとして注目されているのが、クラウドファンディングです。また、単なる資金調達の場ではなく、事業の拡大、商品やサービスのテストマーケティング、広告宣伝・販売促進などでも効果を発揮しています。
シェアリングエコノミー✖︎ビジネス
ビジネスに取り入れる5つのメリット
2、アプリやI Tを活用できる
3、社会問題の解決
4、個人のスキルの活用
5、お手軽にサービスが使える
今後、起業を考えている方にとって、「シェア」は押さえておくべき情報です!と、冒頭に書きました。シェアリングエコノミーは、既存のヒト・モノ・スペースなどを有効活用するため、ビジネスを始める際の初期投資が抑えられます。
また、現在の日本は、スマートフォンを持っているのが当たり前、デジタル機器が欠かせないものという時代になっています。こういった点も市場規模が拡大している要因の1つと言えるでしょう。
さらには、シェアリングエコノミーは消費者にとって経済活動の新たな選択肢となり、消費生活をさらに豊かにします。消費者の行動によって、環境・社会・経済の3つの部門で抱えている問題の解決にもつながっていくと考えられています。
今抱えている課題
安全性
シェアリングエコノミー系のサービスは、サービス提供者は企業ではなく、個人と個人での取引(Cto C)になります。そのため、サービスのクオリティにばらつきが出たり、マナーの悪い利用者によるトラブルに巻き込まれたりするという可能性があります。
保健・補償制度の整備
まだまだ新しいビジネスであるため、想定外のトラブルなども発生しており、対策が追いついていないという問題があります。トラブルが発生しても、既存の保険では対応してもらえなかったり、保証の範囲が不明確であったりと、満足な補償が受けられない可能性もあるのです。
デジタル格差
シェアリングエコノミーと切っても切れないものが、”テクノロジー”です。サービスを利用するためには、P Cやスマートフォンなどのインターネット環境が必要です。
インターネットはとても便利なものではありますが、デジタル機器の所有の有無で得られる情報に格差が生じてしまいます。
シェアリングエコノミーは、収入に満足していない個人の副収入を得る手段となったり、日常の助けを求める高齢者がより、低価格でサービスを受けられたりと、幅広い年齢層で恩恵があるものです。
デジタル機器を所有していない方でも、シェアリングエコノミーを利用できるような環境を作っていくことが課題となっています。
課税
サービスを提供する個人にとっては、新たな収入源となります。しかし、個人が得た利益に対してきちんと課税されているのかということが不安視されています。手軽に始められる分、確定申告の習慣がない個人の場合、企業よりも納税意識が低い可能性があるという問題があります。
収益性
ビジネスとしてシェアリングエコノミーを取り入れていこうと考えている方には、まだ収益が安定しづらいというデメリットがあります。
基本的に、個人での取引(CtoC)になるため、個人が使いたい時に使うというスタイルが主流となっています。市場を拡大するどころか、顧客が満足を得られず、事業停止してしまったというケースも出てきています。
今後の展開と可能性
日本国内では、シェアリングエコノミーは徐々に拡大してきています。
これから、シェアリングエコノミーで起業を考えている、または現在の事業でも取り入れようと考えている方は、既存事業者との差別化がキーポイントとなってきます。
価格の安さは大きな利点ですが、最近は付加価値をつけて差別化しているケースもあります。
今後伸びていくであろうビジネス形態ではありますが、今抱えている課題をどう乗り越えるかを考え、今の自分だからこそできるものを提供することが必要となってきています。
インキュベーターズマーケットでは、個人の強みや特技を発掘し、最大限に活かす方法を学び、考え、実践できる場です。
私も現在、シェアリングエコノミー・プラットフォーム事業を立ち上げようとしている最中です。一緒に学び、意見をシェアし、より良いもの・ワクワクするものを世に出していきませんか?
少しでも気になった方は、以下のL I N Eのバナーからお友達登録、お問い合わせください。
以上、I Mマーケティング事業部の中根実希でした!