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2020.11.8

誰でもわかるOODAループ_ビジネスに取り入れたい4ステップとは

こんにちは!インキュベーターズマーケット マーケティング事業部のハルナです。

私は、社会人3年目にして既に2回の転職を経験しました。特に2社目のIT系営業会社ではビジネスや社会勉強をさせていただきました。

そこで上司に常日頃耳が痛くなるくらい言われていたセリフが、「OODA(ウーダ)の考え方で行動しろ!」でした。

ビジネス用語なんて履修していなかった私は、何度ネットで調べても(うーだって結局何??PDCAとなにが違うかいまいちわからん)と感じていました。

ようやく時間をとって勉強できるようになった今、OODAについて再度勉強してようやく理解ができたので、当時の私と同じようにOODAが理解できていない方に向けて、OODAループの解説を行います。

ベンチャーがよく使うOODAループとは?

OODAとは、4つのステップの頭文字をとったものです。ベンチャー企業や勢いのある会社はこの思考を活用して意思決定をしたり、社内で共有しています。ビジネスだけでなく、スポーツでも取り入れられているほか、自分でも無意識にこのOODAの考えを使っていることもあるでしょう。

Observe:観察
Orient:状況判断、方向付け
Decide:意思決定
Act:実行

これらの頭文字をとったものをOODAといい、この4つのフェーズを繰り返し行うことをOODAループといいます。

OODAループを活用することによって、環境変化にたいして柔軟な対応ができるようになったり、施策のスピードアップが図れたり、生産性を向上することが出来ます。

OODAを取り入れる5つのメリット

OODAループを組織に取り入れればもちろんメリットがあります。

  1. 状況に応じて柔軟に対応ができる
  2. プロジェクトのスピードアップが図れる
  3. 行動指針になる
  4. 個人が責任感を持つようになる
  5. 世の中のニーズに合わせたサービスを作れる

1:状況に応じて柔軟に対応ができる

OODAループは、状況を観察してからその状況に合わせて柔軟に対応できることができます。そのため、現場のトップが管理職の決定を待たずとも、臨機応変に修正しながら活動できる要になるため、突然の状況の変化にも対応できるようになります。

2:プロジェクトのスピードアップが図れる

上記のように状況を観察してから環境や状況に合わせて方向性を決定するので、迅速な意思決定が可能になりすぐ成果に繋がります。

3:行動指針になる

最初に観察をするだけで方向性を決めるため、目標を設定する必要はありません。未開拓の新事業のプロジェクトでは、誰も将来設計をすることができないため、走り出しには効果てきめんです。

4:個人が責任感を持つようになる

OODAループでは、会社の意思決定を待たなくても、個人単位やプロジェクトチーム単位で意思決定を行うことができるため、各々に責任感が生まれます。意識をもって行動を起こすようになるため、「なぜその行動をしたのか」を明確に説明できるようになります。

5:世の中のニーズに合わせたサービスを作れる

状況変化に対して迅速な行動を取れるため、その瞬間に必要とされているニーズを分析して対応できるようになります。世の中の流れは非常に早く、昨日ニーズがあったものは今日も必要とされているとは限らなくなってきました。世の中に必要とされるには、絶えず状況や市場を観察してニーズのあるものを生み出さなければなりません。

OODAを構成する4つのステップ

Observe(観察)

観察するとは、ただものを見るということではなく、「情報の収集をする」ことです。自分の感情や置かれている状況、はたまた相手の行動や置かれている状況、環境、市場の動向を幅広く収集する必要があります。

自分の計画に固執するのではなく、相手をよく観察し、何を必要としているのか、どういった動きをしているのかなどを見定めましょう。実際に現場で動くことや、その状況に関する生のデータを収集するのも観察です。

例として、私が得意とするTwitter投稿を挙げて各フェーズを見てみましょう。

例:SNS戦略にOODAループを適用
観察ーいつもブログ投稿の宣伝ツイートをすると50人のフォロワーが増えるのに、今日のツイートでは25人しか増えなかった。

観察をするためには仮説を立てることが不可欠

ただものを見ているだけではOODAの「観察」は行えていません。「観察」をするためには仮説を立てることが必要不可欠なのです。

しかしこのフェーズにおける仮説はどのように立てるのでしょうか?

まずは顧客がどのような価値(サービス)を必要としているのか自分の中で仮説を立て、その価値を実現する構想を描きます。次に、その仮説を検証することが出来る最小限の品質を保ったサービスを作ります。そして、その価値を最も必要としているユーザーに使わせてみます。そしてその反応を得ることで、初めて役に立つ「観察」を行うことが出来るのです。

今まで「料理」に関するブログを投稿していたが、もしかしたら「外食」をする人が増えてきたのでは?
→テレビで取り上げられていた飲食店に行ってみたレポートを140文字のツイートで投稿する。
→そのツイートをフォロワーが読む
→いいねがいつもの2倍ついた。これは今後の方向性を考えた方がいいかもしれない。

Orient(状況判断、方向付け)

今何が起こっているのかを理解することに集中するフェーズです。ここがOODAにおいて最重要ステップです。

観察して集まったデータをもとに今の状況がどういった状況なのかを考えて、理解し、状況を判断します。この状況判断と方向付けによって、最終的にとる行動が変わってくるため、最重要ステップと言われているのです。

気を付けるべきポイントは、以前の判断の誤りに気付くことです。毎回の仮説構築段階で前回の判断の誤りに気付き、新たな仮説をもとにアクションを起こしていきます。

ただ、いくら状況判断を的確にしても、念を入れすぎて何度も状況判断を繰り返してしまったら、いつまでたっても意思決定に移れませんから、思い切りも必要です。

例:

状況判断・方向付けー「外食」に関するツイートが今まで以上にいいねの数が伸びた。今までは自粛ムードでおうち時間が世間の風潮だったかもしれないが、これからは外食の時代が来るかもしれないぞ。

Decide(意思決定)

理解した状況に対してどのような計画を実行していくのかを決定します。方向付けフェーズから導く、効果的に意思決定をするためには以下の3つを考えましょう。

〇どうなりたいかを確認する。

〇考えられる選択肢をリストアップする。

〇一番効果的と思えるものを仮説に沿って選択する。

例:

一度ブログを覗いてもらったら今までの料理の記事も自信があるからフォロワーしてもらえそうなので、テレビで取り上げられているお店のレポートを書いてみよう。

(どうなりたいか=ブログを覗いてもらいたい)

(考えられる選択肢=カフェや軽食のお店はどうか。雑誌とテレビではどちらが反響が大きそうか)

(仮説に沿って選択=テレビの方がリアルタイムで大衆向けで、反応がよさそう)

Act(実行)

Dで決めた計画を実行します。

実行した結果をもとに、再度Observe(観察)段階へ戻り、現状がどう変化したのか、次に動くべきことは何かを観察するループに入りましょう。

例:
実行ー昨日テレビで特集されていた飲食店へ行ってブログを書く。

何度でも方向転換しよう

当初設定したゴールがうまくいかないのは当たり前です。失敗は成功の母ともいいますし。

まずは1つのゴールを設定して少しだけ進んでみましょう。そのゴールでは上手くいかないとわかったら、すぐ方向転換しちゃいましょう。いや、方向転換しちゃうべきです。

行き当たりばったりの方向転換はゴールを見失う迷宮に迷い込む行為ですが、正しい方向転換は何度もするのが普通です。

その正しい方向へいくための手掛かりとなるのが、Observe。「観察」なのです。

失敗を恐れて行動できない奴は 失敗するよりカッコ悪い

PDCAサイクルとOODAループの根本的な違い

今までに聞きなじみのいいローマ字4文字といったら、PDCAでしょうか。よくOODAループを説明するうえでもPDCAは引き合いに出されます。しかしPDCAサイクルとOODAループは似て非なるもの、目的が全く違うものなので、引き合いに出されることすらお門違いなのです。

PDCA:「改善」のためのフレームワーク
OODA:「意思決定」のためのフレームワーク

このように、PDCAは改善のため、OODAは意思決定のため、と実行する先の目的が違います。「改善」とは、誤りや欠陥を是正し、より良い状態にする事。PDCAは「同じ作業を同じ条件で行えるようにコントロールしながら何度も繰り返す」タイプの仕事に向いています。

対して「意思決定」とは、目標を達成するために、ある状況において複数の代替案から、最善の解を求めようとする人間の認知的行為です。OODAは「リピート性のない、二度と同じ状況が起きない」仕事に向いています。そのため、PDCAが古い、OODAが良いという話ではなくて、やりたいことは何なのかという目的意識をもって使い分けることが重要なのです。

まとめ|高速でOODAループを回してビジネスを成長させよう

現代のビジネス環境は変化が激しいため既存の常識が通用せず、対象を観察して変化を捉えることが必要です。

OODAループの特徴は、一度きりのO→O→D→Aで終わるのではなくて、少しづつ調整して改善しながらこのループを何度も素早く繰り返すことにあります。上図のように、それぞれのフェーズがそれぞれに対して影響を与え、状況を変化させていくのです。

さらにいうと、何度も素早く繰り返していくことで他社(他者)を圧倒して優位な立場を獲得することを目的としています。

OODAループを高速で繰り返しながら、その都度調整を加えていくことが出来るようになっていけば、素早く適切な決断を下す能力が高くなって、変化に対して臨機応変な対応ができるようになるので、結果、現場の問題解決能力が向上していきます。

ぜひこのOODAの考え方を理解して、自分のビジネスにメリットをもたらせるように活用していきましょう!

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